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HTMLメールの作り方4~スマホ対応とレスポンシブHTMLメール~

公開日:2015/06/29  更新日:2022/09/16
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【企業担当者が知っておきたいHTMLメールマガジン作成 第4回】

第4回はHTMLメールのスマホ対応について、説明をしていきたいと思います。スマートフォン端末が普及し始めた2012年ごろから、企業のウェブサイトのスマホ化対応が進められてきており、現在では半数近くのウェブサイトが対応済みとなっているようです。メールマガジンからの受け皿となるウェブサイトのスマホ化とともに、メールマガジンのスマホ対応に注目が集まり始めています。


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スマホ対応の3つの方法

1.レスポンシブメール

HTMLメールをスマホ対応するための方法の1つがレスポンシブメールです。これは、ワンソースで画面サイズに合わせてレイアウトが変化し、どんな端末でも見やすくなるというものです。レスポンシブWEBデザインという、ウェブサイト構築の手法がありますが、そのHTMLメール版と言えるでしょう。


レスポンシブメール
引用:Responsive email templates

    ■メリット

  • ・どんな端末でも見やすいレイアウトで表示が可能

    ■デメリット

  • ・media query非対応のメーラーがある(その場合、PC向けの画面が縮小表示)
  • ・実装難易度が高い / 調査検証に時間がかかる

注)現在はデメリットに記載している通りmedia queryに対応していないメーラーもたくさんあります。たとえば、iOSにデフォルトで入っているメーラーは対応していますが、Gmailアプリはまだ対応していません。

対応メールソフト
引用:Gmail: Please Support CSS Media Queries


また、もう一つ注意すべき点があります。現時点ではキャリアのメールアドレス(@ezweb.ne.jpや@docomo.ne.jpなど)はガラケーでも使われていますので、そのメールアドレスがスマホなのか、ガラケーなのかを判別して送付する必要があります。


キャリアのメールアドレス


2.リキッドデザイン

2つ目の制作方法が、リキッドデザインでHTMLメールを制作するというものです。リキッドデザインとは、レスポンシブのようにレイアウトの組み替わりを実現できるものではないですが、media queryを使わずに画面幅に合わせた表示が実現できます。比較的多くの情報を載せることができるうえ、対応端末の幅も広いので、この方法でスマホ対応するケースは多いです。

リキッドデザイン

    ■メリット

  • ・レスポンシブほどレイアウトの自由はないが、レスポンシブより幅広くPC,SPに対応 (media queryに対応していないメーラーでもスマホ対応が可能)
  • ・制作難易度は高くない

    ■デメリット

  • ・一部の端末で、表示が崩れる。

Yahooメールはリキッド未対応(ベータ版はリキッド対応)/ Windows7+Outlook2010(画像の幅に対するパーセンテージ指定が効かない。max-width指定が効かない) / IE8以下でmax-widthが効かないため横幅100%で表示されるなど


3.モバイルファーストのHTMLメール

そもそもHTMLメールに大量の情報を載せなくて済むのであれば、シンプルにモバイルファーストで作ってしまうというのが一番よいです(検証コストも少なくて済むので)。たとえば以下のように、大きな画像が一枚あるだけ、というデザインなどもそうです。これであればスマホで見てもPCで見ても訴求したい内容がすぐに伝わります。特に今後、ほしい人にほしい情報をほしいタイミングで届けられる仕組みが作られていくに従い、このようなデザインも増えてくるでしょう。

モバイルファーストのHTMLメール


    ■メリット

  • ・端的に訴求できる
  • ・もっとも制作難易度が低い
  • ・レイアウト崩れの心配がない

    ■デメリット

  • ・たくさんの情報量は掲載できない

運用はテンプレ化しよう

たくさんのメーラーやデバイスに向けてHTMLメールを送る場合は、制作時の検証や調査にかなりの時間がかかってきます。そのため、基本的にHTMLメールを作って運用していくとき際は、テンプレート化することが望ましいです。特にレスポンシブメールの場合は、テンプレートを用意しなければ運用は、現時点ではあまり現実的でないと思います。


まとめ

現時点では、Gmailアプリがmedia queryに対応していないため、比較的幅広く端末やメーラーに対応できるリキッドデザインを採用するケースが多いです。ウェブサイトの構築とは異なり、HTMLメールはさらに検証が大変なので、あまり複雑な制作方法をとるのは好ましくありません。そのため、実際はできるだけシンプルにできるところはシンプルに構成し(モバイルファースト的に構成し)、リキッドで画面幅を対応させるという折衷的な方法で作っていくことが多いかと思います。そういった意味では、どうしてもレスポンシブでないといけない(レイアウトを組み替えたい)、というケースはあまり多くないかもしれませんね。






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この記事の著者

角谷仁
株式会社TAMの東京事務所でディレクターチームのマネージャーとして勤務。大規模案件のプロマネから小規模案件の運用までさまざまな案件を対応しています。現在はTAMのモバイルファースト戦略を推進すべく、各メディアからの情報発信中。あと最近の趣味は、船でマグロやGTを釣りに行くことです。外房のヒラマサにもはまっています。
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